iPS細胞についての本。
生物が、あまり得意ではない私でもおもしろく読めた。
細胞は、身近なものでありながら不思議だと思った。
もともと、受精してから一つの細胞から
細胞分裂しながら皮膚になる細胞や内臓になる細胞、骨になる細胞に変化していく (分化)
変化した細胞は、もう他の細胞になることはできない。
髪の毛の細胞は、髪の毛の細胞にしかなれない。
それはなぜかという研究に関連して
このiPS細胞というものが誕生したそうです。
詳しくは、読んでみるのがおもしろい。
生命の神秘を感じました。
本当に人体ってよくできてますね。
驚きだったのは、分化された細胞のゲノムは、特定のタンパク質を作らないようにカギがかけられている状態(メチル化)
これを、初期化できるのは
受精卵の状態だけだということ
なんて、よくできた仕組みなんだろうかと思った。
まだiPS細胞の研究は、これからだそうですが
私の生きているうちに、再生医療が
どこまで進歩するのでしょうか。
おもしろい分野ですね。