タイムドメイン社のYoshii9風スピーカーが、塩ビ管を、利用することで作成できると、
ネットで、みたので、作成してみました。
本物は、 30万近くします。
こんなスピーカー
yoshii9はさらにその上をいってとてもいいのでしょうが、そんな予算はありません。
なので、自作で少しでもその雰囲気を味わおうと…
使用材料
塩ビ管 VP75 2m | 1mのVP管がみつからなかったので | |
スピーカーユニット FE83EN | ¥7240×2 | ネットで購入 |
ニードルフェルト 910×1000mm | ¥1037 | ネットで購入 |
フランジ継手 | 約¥1700×2 | 隣県のホームセンタ-で。足部分に使用 |
MDF材 厚さ15mm | ¥1419 | ユニットのバッフル板の材料 |
高ナット M12 | ¥194×6 | ユニットと鉄アレイをつなげるため |
鉄アレイ 1kg | 約¥500×4 | 左右2こずつくっつけて計2kgのおもり。スポーツショップで購入 |
長ねじ | ¥152×4 | ユニットとおもりをつなげるために使う |
耐震マット | ¥108 | ユニットと塩ビ管の間に使う。100均 |
ワインボトルキャプ | ¥108×8 | 足の部分に使用 |
VCTF 0.3 2c | ¥59×5 | ユニットとアンプをつなぐ。 |
セメンダイン ハイスーパー30 | ¥651 | 接着剤。高ナットをくつけたり |
両面テープ | ¥ | ニードルフェルトと塩ビ管をくっつけるのに使用 |
使用した道具
パイプソー | 塩ビ管のカットに使用。最初から1m×2個かっていれば不要 |
電動ドライバー | 穴あけや、バッフル板加工に使用。私は、インパクトドライバがあったのでそれを使用 |
カッター | 耐震ジェルをカットするなど |
金ノコ | ワインボトルキャップの頭の部分をカットするのに使用 |
ドリル | 1.5mm、3mm、8mm |
充電ドリル用自在錐 | バッフル板の切り出しに使用 |
半田こて | ユニットと、信号線の接続。圧着端子でのいいかも |
作成手順
①塩ビ管をカットする。
長さは1mに使用と思っていたので、ホームセンタ-で探していましたがVP管の1mがなかなか、みあたらない。
塩ビ管には、厚めのVP管と、薄目のVU管があるので注意が必要。
厚めのVP管を使いたかったので、今回は2mのものがあったのでそれを半分にカットして
使うことにしました。
管の太さは、ユニットの飛び出る部分がΦ73なので、それより大きく、吸音材をまいても大丈夫なところで、VP75を選びました。75となっているけど、内径77mm×外径89mmです。私は、最初理解してなくて、もっと大きいサイズを探そうとしましたが。
パイプソーでカットしました。丸いものをまっすぐにカットするのは難しいですが、ネットで紙を巻き付けてそれを、目印にしてカットするときれいに、なりやすいとあったので、そのようにしてカット。
カットしてからわかりましたが、塩ビ管は2mでも、きっちり2mではないそうです。
他の継手を、くっつけるために、余分に長くしてあるのではないでしょうか。
カットした面は、やすりできれいにしておく。
(そこまできっちりは、してません。ただ、そうとうデコボコだったら、丁寧にしたほうが)
②吸音材を、塩ビ管につける
塩ビ管の内部に、吸音材をつけます。
これは、ネットで調べてニードルフェルトというものが、適材とありました。
近くのホームセンターを探しましたが、みつかりません。
なのでネットで購入。R天に、扱っているお店があったので購入しました。
こんな感じで、段ボールの中からでてきました。
これを、塩ビ管の中におさまるように、カットしてつかいます。
これを、きれいにカットするのは難しいです。
大昔に、小学校でつかった裁縫セットのハサミをつかったら、よく切れました。
切ったニードルフェルトを、塩ビ管の内側に巻き付けます。
ネットをみていると、ボンドできっちりくっつけている方もおられましたが、
私は、上の口と下の口だけ、両面テープで固定することにしました。
案外、落ちてこないようなので、大丈夫だと思いました。
(カットすると、やたら糸くずや毛玉がでてきます。掃除が必要です)
③バッフル板を切り出す
音をだす、ユニットを固定するバッフル板を切り出します。
使用するユニットは、ネットを閲覧した結果、FE83Enを使用します。
スピーカーユニットを、固定する板のことをバッフル板というそうです。
スピーカーユニットのバッフル板には、MDF材がよく使用されているそうです。
MDF材の厚みは、ユニット付属のビスが突き抜けないように15mm。
ドーナツ型にくり抜き真ん中にユニットをはめて、固定します。
ドーナツの外側の円がΦ110で、内側がΦ73(これはユニットの推奨)で作ります。
ドーナツの幅が、あまり狭すぎるとズレたり、ビスをうって割れたりしないかなと心配して
適当な幅を作りたかったので、外形はΦ110にしました。
ここから板を加工する必要があります。
使用する道具は、電動ドライバーと充電ドリル用自在錐を使用します。
充電ドリル用自在錐とは、
このようなものです。
六角形状になっているところが、電動ドライバーの口につながります。
左右についている刃が、内刃と外刃になっています。
この2つが回転することで円にくり抜く仕組みです。
説明には、2つの刃の間は3mm程度の溝ができるように刃の位置を調節するそうです。
私は、外側をくり抜いてから、内側をくり抜く手順をとりました。
カットする前に、調節した刃が、目的の円になっているか
適当な材料で試し切りをして、円の長さを確かめてから、本チャンの加工をします。
真ん中が、ドリルになているのでそれを、円の中心にあてて穴をあけていきます。
ある程度の深さになったら、左右の刃が材料にあたって、円状にカットしていきます。
この自在錐は、片側12mmまでの深さしかできないそうなので
ある程度の深さになったら、ひっくりかえして反対側から同じように円状にカットしていきます。
外側がくりぬけたら内側をくり抜きます。
材料が、ある程度小さくなるので、適当な材料に加工物をビスどめした上で内側をくり抜きます。
ビスとめする場所は、不要になる内側のどこかです。
そうやって加工したものを、ユニットにつけたものがこちら、
(表)
(裏)
案外、きれいに円加工できました。
これを左右必要なので2こ作ります。
④グランドアンカーをつける
ネットで、調べているとスピーカーユニットの後ろにグランドアンカーなるものがついている
となっていました。
ネットでは、強固な足場の役割とか書かれていますが
ユニットの理想的な振動に必要なようです。
これをつくるために鉄アレイと、高ナットと長ねじを使用してグランドアンカーをつくります。
ネットを閲覧して、おもりは鉄アレイ1kgを2こつなげて2kgをぶら下げようと思います。
セメンダイン ハイスーパー30を、端面にぬりたくって2この鉄アレイを固定します。
この状態で1日。
次に高ナットを鉄アレイの芯ぐらいに、これまたハイスーパー30で接着します。
このときも接着剤は、ぬりたくります。
お互いの接している部分がフィレット状になるくらい。(私は、これが甘くて一回おもりが落下しました)
(追記:どうも接着剤では、弱いようなのでパテか、ねじを切ってねじ棒をつける方法がいいようです)
スピーカーユニット側にも高ナットを接着する。
その状態で、また1日放置する。
そして、
これを使用してユニットの高ナットと、おもりをつなげます。
その際には、長ねじ2本と、高ナット1個を使用してだいたいおもりが、なるべく塩ビ管の下端にくるように しました。
高ナットと、長ねじは太目のものを、適当に選んで使用しました。
ここまで、ユニットの端子に信号線をつないで、塩ビ管にユニットを載せてやることで
音が出せる状態になります。
信号線は。VTCFというより線を使用。
接続には、はんだつけで固定。圧着端子使用でもいいと思います。
私は、たまたま家にはんだがあったので使用しました。
ユニットを、塩ビ管にのせてやるとこんな感じ、
⑤耐震ジェルを、バッフル板と塩ビ管の間に置く
バッフル板を、塩ビ管の上に直接おくのはダメだそうです。
Yoshii9は、ゲルで支持されていると、なっています。
ネットでは、ゲル・OK・パッキンがいいとなっていました。
が、こっちにはそんなもの、みつかりませんでした。
なので、他の方が100均の耐震マットを使用しているそうなのでそうしました。
わかりにくいですが、こんな感じでおいてあります。
耐震マットを、等間隔に切り出して接着剤でくっつけて間に挟んであります。
マットを、きれいに等間隔にきるのは、なかなか難しいです。
私は、とにかく隙間なくうめてOKとしました。
⑥塩ビ管を支える足の部分を作成
足なんて、飾りですよ偉い人には、それがわからんのですよ
といわれそうですが、筒を支える部分がないと倒れます。
なので足の部分をつくります。
ネットでは、木をつかってうまく作成されている方もおられるようです。
私は、たまたまフランジ継手をホームセンターで見つけたので使用することにしました。
さすだけで固定されるのでとても楽です。
ただ、そのままだけだと線が下ではさまってしまうのと、Yoshii9はインシュレーター風の足がついているそです。
なので足をつけます。
これまた、ネットを参考に、100均のワインボトルキャプを使用します。
キャップの上の飾りの部分を金ノコでカットして、円柱状の部分をフランジ継手に穴をあけて
つっこんで接着剤で固定する作戦をとりました。
完成がこれ、
3点支持か4点支持かで、迷いましたが
3点で均等に配置使用としたら、フランジ継手のもともと空いている穴の部分にきてしまうので
4点支持にすることにしました。
いまのところバランスが崩れる様子は、まったくありません。
ただ強い地震がきたら、どうなるかは、わかりませんが…
という工程を経て完成したものがこちら
こんな感じになりました。
流しているのは、自然の音楽です。
流行りの曲は、著作権がどうなるのかわからないので。
私が、流行りの曲を流して試し聴きした感想は、
低音が、弱い気がしますがヴォーカルの音はきれいに聞こえると感じます。
ポップスや、Jazzには最適だと思いますが
Rockには、迫力が足りない気がします。サブウーハーでもつければ変わるかも。
しかし、本物のYoshii9を聞いたことがないのでなんともいえませんが、
本物とどれくらい差があるものなのでしょうか。
誰か、聴かして