2011年12月22日木曜日

『家政婦のミタ』の最終回をみた感想。ミタさんはサンタ?

今日最終回だった家政婦のミタ。

みてみた。

ミタさんすごいですね。

ドラマの始まりは、家族の一員として母親になってくれといわれてその役をするミタさん。

しかし、自分には家族の母親役は適任ではないと悟っていたのか、ミタさんが昔の家族のことが忘れられなかったのか、

子供たちに厳しく接する。

意地悪をしているのかと思ったらミタさんの考えがあったようでなんだかうまい具合に辻褄があってくる。

家族の父親を慕っていた、死んだ母親の家族のうららちゃんを家族に引き込むことに成功する。

実は、うららちゃんは父親の思いをあきらめようと、やけっぱちでお見合い結婚をしようとしていた。

それをミタさんマジックによってひっくり返してしまった。

父親と家族の関係、うららちゃんと父親の関係も。

ねらってやっているのかどうかはわからないですが。

家族の一人が、ミタさんはサンタだったのではないかといっているのも、うまいたとえかも。

(三田をサン・タとも呼べるという点と、誕生日が12月25日だからで連想したみたい)






面白かったシーンは、

うららちゃんを突然ビンタしたとき。

1,2回ならわかるが、なぜかその後も打ち続けるのには驚いた。

面白いからですか?(わざとっぽい)

その後のシーンを見ると、微妙にうららちゃんの顔に手形のあとが赤く残ってる。


もう一つ、家族が夜空を見上げていて後ろにいるミタさんのほうを向いたときにしていた変顔

微妙に笑いをこらえているように見えるミタさんもおもしろい。

家族といっしょに食卓を囲んでの食事でも腹の虫をならして自分だと白状するミタさん。

もしこれが計算だったなら、なんておそろしいお笑いセンスというべきか・・・



感動したのは、

父親が『最後の業務命令です。ミタさん笑ってください』に対して

『かしこまりました。』といって笑顔をみせるミタさん。

ミタさん業務命令には、逆らわずに笑顔をみせるなんて。

なんてにくい命令をする父親。

ミタさんも、笑顔を作る自分に感動しているのか涙を・・・

最初にくらべて今回の回のドラマをみるとミタさん感情が顔にでるようになっているのは気のせいではないですね。


もう一つは最後の別れのシーン。

バス停で別れをする、ミタさんと家族。

しかし、家族の一番下の子。キイちゃんがきていない。

別れがつらいのか姿をみせず。

ミタさんと家族が別れをいい、バスで移動するミタさん。

そこに後ろからキイちゃんが走って追いかけてくる。

ミタさんがバスを降りキイちゃんを迎える。

キイちゃんは、大事にしているミタさんに見立てた石を渡す。

するとミタさんも『私も渡したいものがあります』といって折り紙を差し出す。

そこにはメッセージが『私はキイさんのことが大好きです』という書き込みが・・・

いいシーン。

きっとミタさんは、自分のなくした子供をキイさんに重ね合わせていたのかと思った。

本当の母親と子供みたいだ。



最後は、ミタさんは次なる家庭に赴くところで終わった。

ニュースによると映画も続編もなし。

ちょっと続きも見たい気はするが、下手に作るとマンネリでつまらなくなる。

これがいい終わり方だったんだろうと思う。

久しぶりにおもしろいドラマをみた。