2011年9月6日火曜日

THEナンバー2で戦国武将 黒田官兵衛をやっていたが興味深かった。

BSの番組でTHEナンバー2で戦国武将 黒田官兵衛をやっていた。

豊臣秀吉の軍師で、秀吉が天下をとるのに尽力した人。

この番組をみて、優秀な人はその才能が故に苦労するという皮肉があると思った。


番組では、黒田官兵衛のエピソードを取り上げていた。

黒田官兵衛は、優秀で頭が切れる人だったらしく信長が本能寺で明智光秀に打たれたという知らせが届いたときに、秀吉が落胆し悲しみにくれているときに官兵衛が『御貴殿、開運めされましたな』とか『いまこそ天下をとるべきときではないか』ということをいったそうです。

秀吉も頭の片隅にあったらしいそうだが、あっさりといってしまう官兵衛に恐れをいだいたそうで、その後ずっと秀吉は官兵衛を警戒をするようになってしまったそうです。

(秀吉が天下をとっても政治の中央には官兵衛はおらず、領地も中央から離れている九州に与えたそうです。反逆しても中央にくるまで時間がかかるからだそうです。)


黒田官兵衛を扱ったこの番組をみて、いかに優秀でも世の中で出世できるわけではないという例だと感じた。

優秀な部下をもってしまった上司は、自分の立場が危なくなるのではと逆に冷遇してしまうんだろうと現代に当てはめて考えてしまった。

ただ昔の中国の劉邦という人が天下をとった。なぜ天下をとれたか聞かれたところ、優秀な人材を登用し使いこなしたからであってライバルの項羽は、優秀な部下一人使いこなせていないからだといったというエピソードがあるらしいです。

この劉邦みたいに優秀な人材を有効活用できることが大きなことをするときには必要な能力なのでしょうか。

秀吉も、『人たらし』といわれているくらい人材登用がうまかったらしいですが、官兵衛に関してはその才能に嫉妬してしまったからなんでしょうか。

官兵衛をもっと広い心をもって活用してあげれば豊臣政権の崩壊も防げたという意見が番組で話題になっていた。

官兵衛という人は、敵に捕らえられて1年間牢獄に閉じ込めらて、しきりに裏切るようそそのかされていたが拒否したという人だったそうです。

頭はするどく、怖そうですが、考え方は真面目な人だったのでもし重要なポストにいたら豊臣を守ったのではないでしょうかといってた。

私も官兵衛のエピソードをみていると、そう思えてきます。歴史のもしが実現したならどうなっていたでしょうか。


THEナンバー2の次回は裏切りものの代名詞の『松永久秀』でした。

信長に、大変なことを3つやらかした極悪人と呼ばれた人でその呼び名からは想像できない文化人でもあった人だそうです。

黒田官兵衛とは、正反対の人みたいですがどんな内容になるのでしょうか。

次回も興味深いです。



司馬遼太郎も黒田官兵衛の小説書いている。


過去記事
BS-TBSの『THEナンバー2』という番組おもしろいと思った。